栄養面から考える歯科治療
山口歯科クリニックでは、精密な治療技術と分子栄養学を基にした歯科治療を大切にしています。
一般社団法人ナチュラル&ミネラル食品アドバイザー協会 認定インストラクターが在籍し、
栄養面から口腔内の病気の予防・治療を考える「分子栄養療法」を取り入れ、
血液検査の結果を基に包括的な治療をご提供いたします。
分子栄養学外来とは

栄養のバランスや食生活から
患者様の健康をサポートする
栄養を分子レベルで細胞に効かせることで代謝を正常化し、医学的効果をもたらす栄養学、それが分子栄養学です。 栄養がどのように細胞や体内の代謝に働いているのかを知り、栄養をうまく使って身体の細胞の働きをよくして自然治癒力を高め、根本改善に導くことを目的としています。 ストレス、食事、炎症、活動量、遺伝の影響などを、問診や検査、症状から読み解いて不調の原因を取り除き、栄養の力を使って身体を整えていきます。
分子栄養学外来で分かること
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血液データから栄養バランスを知る
検診ではA判定であっても、分子栄養学的観点からデータを観察すると、体の栄養バランスの偏りが推測できます。□タンパク不足□ビタミンB群不足□鉄不足□亜鉛不足□抗酸化栄養素不足□糖質過剰 など、体の不調に繋がる栄養状態の過不足を知ることができます。
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食生活から栄養の偏りを知る
”パンやコーヒーが好き”“油物は苦手”“糖質制限をしている”“肉好きで魚はあまり食べない”“菜食主義”など、カウンセリングするとその人の食事の特徴や栄養摂取の偏りがわかります。実は、食事内容に偏りが見られる方の多くは、その人の嗜好ではなく、胃腸の状態など、内臓機能に影響を受けていることも少なくありません。
栄養バランスと栄養の偏りから、カラダに起きている不調を知る
血液データと食生活から、栄養のバランスを知ることで、様々な不調を見抜くことができます。□ビタミンB不足があれば腸内環境の悪化□ミネラル不足で胃の機能低下□脂溶性ビタミン不足で風邪をひきやすい□鉄不足で冷え性□低血糖があれば過緊張・不安・歯ぎしり など。太りやすい原因、太れない原因なども推測することができます。
歯科治療と栄養学の関係

外からだけでなく内からの治療を
当院では、外からの治療(歯科治療)だけではなく、栄養素のはらたきによる内からの治療で予防に取り組んでいます。
虫歯や歯周病は、単なる口腔の問題ではなく、免疫力や栄養状態にも深く関わる「感染症」です。
口の中は細菌が繁殖しやすい環境ですが、健康な免疫機能や良質な唾液であれば感染・発症するリスクは高くありません。
特に人体は、栄養不足が続くと免疫力が低下し、細菌への抵抗力が弱まります。その結果、虫歯や歯周病の発症リスクが懸念されます。口腔内のトラブルを解消するには、正しい栄養管理が欠かせません。
なぜ歯科で栄養学?
分子栄養療法とは、栄養素により私たちの体を構成する細胞の働きを向上させ、さまざまな病気を治す療法です。
根本的な原因を治し、予防するためには栄養の観点からのアプローチが必要です。
- 01健康な歯や歯茎、唾液などを作るには栄養が必要
- 歯や歯茎を構成するエナメル質やコラーゲン、唾液の成分は、食事から摂取する栄養素によって作られます。例えば、カルシウムやビタミンDは歯を強くし、ビタミンCは歯茎の健康を維持します。不足が続くと、歯や歯茎が弱くなり、虫歯や歯周病のリスクがあります。
- 02治療の治りやすさに影響する
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治療後の回復には、身体の修復機能が重要です。 タンパク質や亜鉛、ビタミンA・Cなどが不足すると、傷の治りが遅れたり、炎症が長くなることがあります。
特に歯周病治療や抜歯後の回復には、適切な栄養摂取が必要ありません。栄養状態を整えることで、治療の成功率を高め、再発を防ぐことができます。 - 03免疫力を高め、感染症・再発を防ぐ
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仮栄養は免疫機能を支え、虫歯や歯周病の原因となる細菌への抵抗力を高めます。 特にビタミンDや亜鉛は免疫力を強化し、炎症を中心に働きます。
唾液の質を改善し、口腔内の善玉菌と悪玉菌のバランスを整えるため、虫歯や歯周病の再発を防ぐ効果も期待できます。
健康な口腔環境を維持するためにも、栄養管理は持たせません。
栄養面から考える歯科治療
分子栄養学では、その人の栄養不足や免疫状態がある程度推測できます。
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口内炎でお悩みの方
よく口内炎ができる方では、まず第一に「ビタミンB群(特にビタミンB2とB6)」の不足を疑います。
ビタミンBには、粘膜の代謝を促進する効果があり、細胞の再生や粘膜を保護する効果があります。 -
歯石がつきやすい方
歯石が付きやすい方では、「マグネシウム不足」を疑います。
歯石は、唾液の中のカルシウムが多い場合につきやすいです。唾液は血液からできており、この歯石の原因となるカルシウムの働きを正常にするのが「マグネシウム」になります。 -
歯ぎしりでお悩みの方
歯ぎしりで悩んでいる方は、「鉄」の不足を疑います。
鉄が不足すると、睡眠の質が下り歯ぎしりや食いしばりが起こりやすいと言われています。より効果的に鉄分を摂取するためにはたんぱく質やビタミンCと一緒に摂取するようにしましょう。 -
歯周病でお悩みの方
歯周病になりやすい方は、「タンパク質・ビタミンC」の不足を疑います。歯周病にかかった歯肉はコラーゲン繊維が破壊された状態です。ビタミンCにはコラーゲン繊維の再生を促すことができ、タンパク質によって歯周組織の強度を上げることができます。
分子栄養学外来の流れ
事前に血液データを取得
健康診断結果や血液データをお持ちでない方は、ご相談ください。
手元にお待ちの方は、次のステップへ進みます。
問診票や食事習慣表の記入
新しい虫歯を一生作らないために
分子栄養学外来では、血液データと食事記録、治療の目標、お悩みの症状に加えて、問診票をご来院して頂く、1週間前までにご提出して頂く必要がございます。

ご来院
ご来院は、資料が当院に届いてから7営業日以降の、金曜日と土曜日に事前予約が必要となります。STEP2で問診票などをダウンロードして頂きましたら、当クリニックへご連絡をお願い致します。
診察
診察は、1時間半を予定しております。事前に頂いたデータを基にお身体のことについて、分子栄養学的に詳しくご説明いたします。
費用:1時間半 ¥33,000(税込)
※予約日2日前10:00以降のキャンセルは費用100%かかります。
お会計
費用は1時間半 ¥33,000(税込)となっております。受付にてお支払い頂きます。