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コラム

何故?自費診療なのか

保険医療機関から自費専門になった理由

当クリニックは2010年12月に保険医療機関から自費専門のクリニックになりました。

1番の理由は、自分や家族、スタッフに使いたい材料や機材、治療方法が使えないからです。

保険診療をしていた頃、家族やスタッフに使いたくない機材や治療法を、通っていただく患者さんに提供する事にとても違和感や罪悪感がありました。

歯科医自身やその家族に保険で使える材料で治療する歯科医はほとんどいません。

それは保険の材料や方法では長持ちしないばかりか、再治療になる確率が非常に高い事を知っているからです。

 

患者さんの価値観に合わせた治療の選択

ただし、人の価値観は多様です。

早く、安価で、短時間で処置が終わる治療を求める方もいらっしゃいます。

保険診療もなくてはならない歯科治療です。

一方、自費治療では、治療時間や治療回数、治療費が多くかかる場合がほとんどです。

この選択は患者さんご本人に委ねられます。

是非、自分の価値観に合うクリニックを見つけて下さい。

 

自費治療のメリット

ここで自費治療でのメリットをお話しします。

MTAセメントを使った根の治療

まず、保険診療での根の治療では使えない「MTAセメント」を例にお話しします。

MTAセメントはロマリンダ大学のトラビネジャド教授が1993年に開発したセメントです。

MTAセメントはそれまでのセメントにあった欠点、毒性が強い、接着力が弱い、経年劣化しやすいなどが改善されるだけでなく、

歯牙組織の再生や歯を支えている歯槽骨の骨誘導能があることが数々の論文で発表されています。

患者さんの根管治療をするのであれば、世界70ヵ国以上で使われ、多くの論文で効果が認められているこのMTAセメントを使いたいと思いますが、保険では使うことができません。

 

ラバーダム防湿を用いた感染防御と湿度コントロール

また、歯科治療では感染と湿度のコントロールが治療成功のキーポイントになります。この感染防御と湿度コントロールをするための最善の方法がラバーダム防湿になります。

根管治療はもちろん、他の虫歯の処置にもラバーダム防湿を必ずする事はとても重要です。

こちらも保険では費用が設定されていないので、ラバーダムをする場合、無料で歯科医の持ち出しで、せざるを得ないのが現状なので、使っている歯科医院はかなり少ないと思います。

 

顕微鏡を使った精密治療と治療動画の説明

さらに自費診療では説明の時間もしっかり取れるので治療前に納得頂いてから処置に入ることも出来ますし、治療後、実際に治療している動画をお見せしながら説明することが可能になります。
これは顕微鏡を使い治療の一部始終を録画しているので、歯科医の目で実際に治療している画像そのものを確認していただけます。

やはり保険診療では説明の時間に費用設定がされていないので、治療後数分の説明で終わってしまうことが多いと思います。

治療動画を見ていただかなければ、治療している歯科医の技術力なども判断できません。
また、患者さんも現在、自分の歯がどのようになっているかを知っていただく事も非常に重要だと思っています。

 

まとめ

日本は世界でも数少ない保険診療が充実しています。

多くの患者さんが全て治療を受けることも可能な素晴らしい国です。

しかし、健康保険の財源は無尽蔵にあるわけではなく、より良い材料や治療法、高額な機材を使うには限りがあります。
なかなか良くならない、何度も病気を繰り返す、神経をとるや歯を抜くと言われても超精密顕微鏡治療をすれば良い結果になることもあります。

1本の歯の価値はプライスレスです。ご自身の歯を生涯に渡り使っていただくために自費歯科治療も選択肢に入れてみてください。

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